ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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さこうゆうこさんを訪ねて

11月にホンマユミコとお訪ねしたさこうゆうこさんの工房兼お住まい。

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(こちらは工房、この右側にお住まいがあります)


岐阜県。
といっても高山くらいしか土地勘がないので、
ナビなし車でぐるぐると向かいました。
(ちなみに帰宅後、すぐにナビを購入いたしました。
いかに困難な信楽、岐阜行であったかおわかりかと。。(笑))

山狭いのほっこりとした集落。
寒いのかしら、と思ったら、どうして、
ここは房総鴨川かと思うほどに暖かな土地でした。


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さこうさんの代表作!のひとつ、球根ポット。
今期は完売なのですが、来期はたんと作ってもらおうと思っています。
春を待つ美しい透明の器。



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こんなに広く美しい個人のガラス工房を、私は見たことがありませんでした。
しかも、「木」づくり。
林業の町なので、木で建てることが何よりの条件だったそうなのです。
気持ちの良い、すばらしい環境と建物。



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ストック棚は、廃校になった学校のものをいただいてきたそう。
これは理科室っておっしゃっていたかしら。



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お住まいの中に入ると、眩しい日差しがいっぱい。


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シェーカーの様式を引いた薪ストーブとまっ白なタイル。



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フレンチブルドックの「大黒」さん。
さんといっても子どもです(笑)。


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窓の外には、真っ青な空。


:::

さこうさんのお住まいは、いわゆる9坪ハウスを原型にしたもの。
けれど、住み手の工夫と感性があちらこちらに散りばめられていました。



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オープンキッチン。
窓に面したカウンターテーブル。
毎日、なんて広やかな景色とともにあるのでしょう。。



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おいしいコーヒーをハンドドリップで淹れてくれるさこうさん。
ランプと、先代のフレンチブルドック、
エルビス君の遺影の前にあるお香立てと花瓶も、自らの作品。


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暖かな日差しを浴びながら、床にすわっての会話。
時はゆるりと流れて。。。

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:::

さこうさんのガラスは、私の写真の腕ではその魅力をとらえきれません。
展示していても、一見あまりに「フツウ」なので、見過ごしてしまいそう。
けれど、手に取ると、あ、これいい!という気持ちになります。
そして、一見「フツウ」が、実はこまやかに
美しさの秘密の種を潜ませていることに気づくのです。

工房からの風には、華やかなガラスの作家がたくさん現れます。
そんな中にあって、私自身、さこうさんのガラスの魅力に
ほんとうに気づいたのは、正直に告白すれば、
個人ミーティングでその作品に直に触れてからでした。

なんだかどの流れの中にいるのでもない(学校とか地域とか)硝子作家。
そう、野に咲くたったひとつの花のような凛とした感じが、
そのガラスには漂っています。

不思議だったのです。
どんな環境で、このガラスが生まれてくるのか。
そんな想いもあって、はるばる未知の岐阜の地を訪ねてみました。
豊かな自然の環境と、地域の方たちとの和やかな関わりは、
きっと制作の基礎になっていることでしょう。
そして深く感じたのは、
さこうさんが暮らしをとっても楽しんでいるということ。
自分の心に適ったものを選び、日々のシーンを喜びながら送っていく。
人に誇るセンスではなく、自分たちが楽しむためのセンス。
そうか、だから、どこかに属している感じがしなかったのですね。
日々の暮らしの中から生まれてくるガラスだから、
誰風ではなくって、自分ならでは、なのでした。
こんな人の作る器には、間違いがないですね。
あ、さこうさんの工房名、「日々(にちにち)ガラス製作所」
というのでした!

今、ヒナタノオトには、透明のジェリーを底に沈めたようなグラス、
ランプシェード、お香立てがあります。
ぜひ、お手にとってご覧ください。来年には、作品増やしていきますね。
そして、来年の7月、信楽の大谷桃子さんとの二人展を開きます。
みなさま、どうぞお楽しみに~。

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