ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

工房からの風の直前に、頼んでいたポストカードが刷り上ってきました。
2年前の11月、らふとの建物の裏の小庭で出会った風景。
ハッチと勝手に名付けて呼んでいる白ネコ。
桜落ち葉のふとんの上で、
夢の世界へ旅しているのを撮らせてもらいました。


281009o


工房からの風が終わって、トキニワカフェで大活躍をしてくださった
庭人Wさんに、このハガキを送りました。
ありがとう、としたためて。
そして、カフェの反省会をらふとで行った日、
Wさんが一枚のポストカードを持ってきてくれたのでした。


:::


そのポストカードの絵を描いたのは中川勝彦さん。
ミュージシャンで俳優としても活躍していたひと。
しょこたんのお父さん。
私と同い年のひとですけれど、
白血病で32歳の若さで亡くなられています。
Wさんは生前の勝彦さんと親交があって、絵画展に出向いたときに、
この絵と出会ったのだそうです。


281009n


「ぼくの夢」
というタイトルの絵。
治療入院していた先の近くにあった、
神社に住み着いていた白ネコを描いたものと。

展覧会ですでのこの絵は選ばれていたそうですが、
Wさんがこの絵がとても気に入ったと伝えると、
「僕もとても気に入っている絵だからポストカードにしたよ」
と、勝彦さんが、後日このカードを贈ってくれたのだそうです。
Wさんにとって、大切な大切な一枚のポストカード。


時が巡り、庭人さんとして、住まいにほど近い神社のある
庭の手入れをするようになったWさん。
ふたつのポストカードが心に奏でた想いは
どんなものだったのでしょうか。
静かにこのことを話してくれたWさんの瞳が
じんわり潤んで、とても美しく感じました。


勝彦さんの夢。
はっちの夢。
私たちひとりひとりの夢。

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。