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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

田鶴子さんローマより

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ローマから斎藤田鶴子さんがやってきました。
半年ぶりですねー。

ゆっくり千春さんの作品を見てくださったあとに、
2点のストールを出品くださいました。

左が経糸がスウェーデンの生成りリネン×横糸が白のアイルランドリネン。
ヨーロッパでは一般的だというクレープウェーブの一種の組織織り。
フリンジに細やかなテラコッタビーズが品よくランダムに留っています。
unmo(雲母)という素敵な名前を付けられています。

右はtekonaと名付けられた淡い桜色のもの。
(田鶴子さんには珍しい色合い)
ベニバナ、びわ、藍で染めた色を使って織られています。
経糸がコットン、横がリネン。

tekonaを織ろうと思ったきっかけは、イタリアでの広重展だと。

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この中にあった、「手児奈」という絵の夕陽の色からインスピレーションが
降りてきたようです。
(この絵の真ん中の色合い)

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手児奈、といえば、私には地元です。
galleryらふとからもほど近く。
通っていた高校のすぐ近くに、この手児奈霊堂がありました。
このあたりから西に開けた江戸川の方へ、昔も夕陽を仰いだのでしょう。

広重の描いた時代を超えて、
市川からイタリア、ローマを経て、日本橋浜町へ。

淡いうっすら儚いようで、けれど力強くもある布がやってきました。
(千春さんのsakura色と、不思議に呼応しています)

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