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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

先行ロードショーを終えて

11月7日(土)から15日(日)に開く
kino workshopさんの個展。
そのプレ展示として行いました、先行ロードショー。
おかげさまで、たくさんの貴重な出会い、リクエスト、反応をいただいて終えることができました。
ありがとうございました!

清英さんはもう飛騨古川に戻られたかしら?
今回はお留守番だった紀子さんに、きっとたくさんの熱いお土産話をされることと思います。

平日と休日の二日間で行いたいな、と思ったのですが、
土日にした方がよかったかもしれません。
土曜日に集中してしまい、一時的にゆっくりご案内できないときがあったりで、
申し訳ありませんでした。
家具って、休日に使われる方がゆっくりと選ばれるものなんですね。
あらためて思いました。

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先行ロードショー
と、ちょっと楽しく名付けたのは、kinoが映画、という意味でもあるので、
それにひっかけたのですね。
ほんとうは、「木の」、なのですけれど。

でも、ほんとのほんとは、そればかりではないって、今回、初めて知りました。
それは、kino workshopのものづくりが、どんな風に生まれてくるか、に関わっていることでした。

片岡さんは夫婦ふたりでのものづくりですけれど、役割分担、どんな風にされているのか、
あらためてお聞きしました。
(以前も工房で伺ったのですが、ちょっとよく理解できていなかったと、気づきました)

とてもざっくりとした分け方ですけれど、大きくは以下のような段階があります。

1・素材、つまり木の調達(購入)をして、管理をすること。
(乾燥具合や、樹種、木目のことなどなど)
2・デザイン。
3・木どり。(形を作るために丸太や板から木をカットすること。洋裁だったら布裁ちかな。それの3D版)。
4・組み立て、つまり制作
5・塗装や仕上げ
6・作品管理、ギャラリーやショップとの交渉、マネジメント。

どの場面もおふたりが相談し、関わっていきますけれど、大きく分けて、
清英さんが1・3・5・6で、
紀子さんが4
2はまったく二人、という感じなのだそうです。

制作が紀子さん、というのには正直驚きました。
勝手に男仕事のように思っていましたから。(認識甘すぎ)
清英さん、「紀子はうまいんですよ」と淡々と、でも何ともやさしい表情でおっしゃいました。
(いいなぁ、私もそんな風に言われてみたいなぁ(笑))

木どりの部分は、やはり体力的にも男性が適しているように思いますが、
多くの木工作家の工房では、5・6を女性が行うことはあっても、
4を女性がメインで行うところは少ないように思います。
(私は初めてお会いしました)

でも、片岡さんのお話をずっと聞いていると、
実はそんな役割分担はあまり重要ではなくって、おふたりの作っていこうと思うものや、
感覚、いいなって思うものが、とても近くて、そのふたりならではのものづくりを
仕事にしていくこと自体が大切なんだな、って思えてきました。
そう、kino workshopというユニットだからできるもの、続けていけるもの、
それこそが大切なんだって。

清英さんと紀子さん。
つまり、kiとno。

なんだかそれもベタだよね、と照れるセンスのあるおふたりだから、
きっと表だって言わないのでしょうけれど、(ごめんね、書いちゃったね!)
ただ仲良し、っていうことだけじゃなくって、ふたりならではでできてくるものを
記号化しつつ、想いをこめたのですね、きっと。

先行ロードショーを開いたことで、いっそうおふたりの仕事が好きになりました。
11月の個展に向けて、今回、皆さんからいただいたたくさんの「熱」が、
いっそう、すてきな作品に実を結ぶことでしょう。
みなさま、どうぞお楽しみに!

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