ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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いつの日にか

reader

アカデミー賞の主演女優賞がケイト・ウィンスレットに与えられましたね。
主演した映画は「愛を読むひと」。

愛を読むひと、がベルンハルト シュリンクの「朗読者」のことだとは、最近知ったことでした。

タイトルは映画の動員数にダイレクトにかかわることだけれど、
(愛を読むひと、にした方が、一般的にはわかりやすいのでしょうね)
「朗読者」というタイトルがとても好きです。

朗読、という単語が好き、というのもありますが、
登場人物ふたりの関係を、ちょっと突き放したような、客観的な名詞として
朗読者、としたところが、この本のタイトルにふさわしいと思うのです。
(朗読者はドイツ原作って感じですけれど、
邦題だとフランスとかイタリア原作って感じがしてしまうのですね、なんとなく)

思い出したように本棚から取り出しては読み返します。
言葉を「読む」本でありながら、「読む」という行為に悲しい秘密がひそんでいる。
じわ~っと涙ぐんでしまいます。


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2000年。
この本を知ったのは、表紙となった作品を、三谷龍二さんが作られたからでした。
静かで美しい作品。
当時は地下鉄の中刷りにもなっていました。(もらっておきたかった・・)

三谷さんの作品はその後、同じくベルンハルト シュリンクの「逃げてゆく愛」「帰郷者」
の表紙にもなって、日本の作家では、伊坂幸太郎作品のいくつかの表紙になっています。

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昨日、会場でふっとお客様が途切れたとき、
「朋子さんの作品、本の表紙になったらいいってよく思うの」
という会話になりました。
朋子さん頬を紅潮させて
「それは遠いいつかの夢なのです」と。

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朋子さんの作品。
いつか、きっと、そうなりますね。

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