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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

ようこそ、北欧の和みへ

こんばんは、引き続きのuです。

さて、「パウゼな午後」と「ヒュッゲの夕べ」。
準備編を終え、いよいよ1時から皆様をお迎えしたパウゼな午後。
大きな窓からさす昼の光に包まれた、冬なのになんだか爽やかな昼下がりでした。
お茶菓子にお出しした、クラフティのブルーベリーのような。
とても素敵にレポートしてくださったもぜひご覧くださいませ。
‥いつもありがとうございます。そして幸運なお方!おめでとうごさいまーす!

さて、ここからはヒュッゲの夕べを中心にお伝えします。

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キャンドルにあかりが灯りました。はじまり、はじまり。

寒風のなかお越し下さったみなさまに、まずはデンマーク式ホットワイン、
グルッグで暖まっていただきます。
全員で、スコール! デンマーク語で、乾杯のあいさつのこと。

さて、ヒュッゲって、いったい何でしょう?
このブログをお読みの方はご存知かとも思いますが、
和み、くつろぎ、をあらわすデンマーク語です。
イナガキさんの17回のデンマークの旅で持ち帰ったひとつである、ヒュッゲの心。
『手しごとを結ぶ庭』より「フュゲリ」の朗読がありました。
銀髪の女性が差し出したキャンドルと、目の前のキャンドルの灯りが重なるようです。
(なんのことやら?の方は、『手しごとを結ぶ庭』をお手に取ってみてください)

耳はお話に傾けつつ、席におつきの皆さん、テーブルの上も気になりますね。

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かご+クロスの中には、もりのにわさんのパン。
パンをクロスで包むこと。
これも、イナガキさんがデンマークから持ち帰った習慣のひとつ。
「リネンの布」の、朝食のシーンが思い浮かびます。
デンマークボンホルム島のライ麦を使ったパンも届きました。
とってもおいしい、味わい深いパン。

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これよりしばし、ヒュッゲなお食事タイム。
魔法のスパイスふりかけた、あたたかなポトフは、心をほっとほどいてくれます。
「ライ麦の青い箱」のクラッカーは、デンマークのサムソーチーズと一緒に。

お客様には、本に出てきた器や工芸品が実際に使えたのが嬉しかったです
と言っていただきました。
確かな物に実際に手に触れ、使う事で、和みを感じていただけたらとの思いから、
デンマークからやってきた銀のカトラリー、ピッチャーなどと、
日本の工芸作家の器が響き合うテーブルとなりました。
水差しも、イナガキさんの思うデンマークの食卓には欠かせないもの。
萩原千春さんの水差しは、柿釉の深みが北欧の陶器を思わせます。
本を読み込んでいらっしゃる方からは、大野七実さんのお皿ですね、とか、
加護さんのガラスですね、と...

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デンマーク語で綴った、この日のできごとメニューを作りました。
紙を半分に折るだけで「本」を連想させて、わくわくします。
メニューに添えたお名前入りの栞は、この日の記念のお土産に。

デンマークののみの市で出会った、道具の話を交えつつ。

もう一品、かぼちゃプリンも味わっていただきました。
デンマークでよく食べられる、ライスプディングをイメージしたものです。
おなじみ、ホンマ夫妻の作。かぼちゃ、ほっくり。
(次はホンマ夫妻のお料理とお菓子の本?)
‥食べ物の写真がなくて、ごめんなさい。

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本づくりを通して、イナガキさんと伴に走ってこられた、
編集者の渡辺尚子さんのお話も伺いました。
嬉しい時には一緒に喜んで、立ち止まりそうになった時には励まし、
よいところを見つけて引き出そうとなさる渡辺さんの存在は、
イナガキさんにとって、どんなに心強かった事でしょう。

アノニマスタジオ編集の村上妃佐子さんは、本の装丁や、
出版社として気をくばったところ、などお話くださいました。
話しながら、「北欧の和み」をほんとうに大事そうに抱えている姿が印象的で…
そしてアノニマスタジオ代表の丹治史彦さんのつくられた、
あのフレーズも朗読なさいました。
anonima st.の左のいちばん上、アノニマさんを押してみてください。)
私も、アノニマスタジオの本には必ず載っている、
この言葉とはじめて出会った時のときめきは忘れられないです。

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4時から始まった夕べも、とん、と日が暮れて。
すっかりくつろいだ(ヒュッゲな!)表情のみなさんに、
一言ずつお話していただきました。
20名でテーブルを囲んで、イナガキさんが思い出した「ある場所」とは、
ホイスコーレのこと。
こんな風にテーブルを囲んで食事をし、語らったそうです。

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「あの大きなガラス越しにキャンドルが灯っているのが見えたら、
きっとすごくきれいだね。」イベントが決まってから思い描いていた光景。
日が暮れていくに従い、キャンドルの灯りが際立っていく様子は、
頭で思い描いていた以上に、ずっとずっと素敵でした。
ガラスに映って、いくつにも増えて見えるキャンドルの灯りも幻想的で。
外を往来する人の目には、どんな風に映ったでしょう。
イナガキさんがデンマークで窓辺の旅をしてきた様に、ひきよせられたかしら。

そろそろ6時。ほかほかの心を持って、ひとくぎり。

『北欧の和み』の「パウゼ」に、こんな文章が出てきます。

-何かが終わってパウゼが巡ってくるのではなく、
 何かを始めるためにパウゼを過ごす。
 いつしかそんな風にパウゼのことを思えるようになっていた。
 そう、ひと呼吸をおいて、次が始まる句読点のように。

この日、アノニマスタジオで過ごした1時間半は、
1日のなかの、そして、めぐる日々の中のまさに句読点のようで、
ささやかだけれど確かな、和みのひとときだったのではないでしょうか。

1月24日。
パウゼとヒュッゲな時間を皆様とご一緒できましたこと、幸せに思いました。
心からありがとうございました。
またお目にかかれますことを楽しみにしています。

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みなさまをお見送りして、片付けながら、
あー、このことも話したかったんだ...とイナガキさん。
このこととは、大切にとってある、ちびキャンドルたちのこと。
小さくても、和みのひとときを演出してくれるキャンドルです。
これをこうしてブロックのようにかためて灯すのも美しいのだと。。
他にもまだまだ話したい事があった様子ですが、
それは、また次にお目にかかれた時のお楽しみですね。
GR.RUGMEL。これが、デンマークボンホルム島のライ麦粉。

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アノニマスタジオ南さんがつくってくださった看板は
デンマークの国旗のデザイン。かわいいです!!
南さんは、終始和やかに、そしてしっかりイベントを支えられていて、
イナガキもホンマもわたしも、すっかり大ファンに。
ありがとうございました!

さてさて、長いコーナーを、ここまで読んでいただきありがとうございました。
しつらいの写真など、アルバム編もアップしたいなあと思っています。

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