ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

PageTop

ブルガリア便り

佐藤千香子さんからメールが届きました。
ブルガリアから帰国します、と。。
わぁ、3か月ってあっという間に経ってしまうのですね。。
つい先日向かわれたばかりと思っていたのに。。。

きっと今頃、飛行機は成田についたのでしょうか?
8月にいただいていたブルガリア便り、なかなかアップできずにごめんなさい、です。
では、どうぞ。。。
(最終稿がこれから届く予定です!)

::::::

ブルガリアの木々は、先週1週間程涼しい日が続いたせいか
少し黄色く色づいて秋の気配をかもしだしています。
先日、お便りに書いた「菩提樹」の花は日本のシナノキの仲間です。
ブルガリア語では「リパ」と言います。英語の「リンデン」と少し似ていますね。
こちらの人々は現在は繊維としては使用していませんが、
ある人は「樹皮の内側の柔らかい皮の部分を
ブラシとしてかつて使っていたと聞いたことがある。」と話しています。

さて、私がいつも通っているエタル野外民族博物館では、
ドブリッチ地方の民族衣装の展覧会が開催中。
その中には、ブルガリアン組紐を用いた衣装がいろいろとありました。

130908a

女性用のベストの胸元に密に縫いとめられています。
もともと、強度を高めるために考案された組紐刺繍ですが、
様々な技法が駆使され、美しい衣装の大切な役目を果たしています。
男性用の衣装にも、用いられています。

130908w

先週末には、ブルガリアの北西部「チプロフツィ」という、
キリム(つづれ織の敷物)の産地へ行ってきました。

130908e

織機は竪機で、糸は単糸の羊毛を用います。
この町のすべての家に織機があるといわれるほど織が盛ん。
かつては、糸のすべてを天然染料で染色していました。
現在は数名がくるみの葉や栃の実をはじめ身近な植物で染色しキリムを仕上げています。

130908f

また、青色を染めるために「ウォード」(西洋の藍)を栽培している畑も見せてもらいました。
この植物は2年草で、1年目は花は咲かず、2年目に開花し種が採れます。
来年花が咲いたら、染色を実験するとのことです。
ブルガリアでは、数年前までこの植物は幻の青色用植物となっていましたが、
ここチプロフツィの、染色を研究している化学の先生が栽培を成功させています。


また、ここは町の人口よりもヤギの数の方が多いとも言われています。
朝夕には、ヤギ使いに連れられたヤギ達と出会うことができます。
実際に、絞りたてのミルクを飲ませてもらいましたが、
クセのない濃い味で思わず「高原の味!」と口ずさんでしまいました。
山でハーブをたくさんたべて育った山羊たちのミルクは
ブルガリアでは、身体に一番よいとされています。

130908c


さて、今週はじめには「エタル」の職人フリストに注文していた
ブルガリアン組紐の赤とオレンジ色が染め上がりました。
冬にむけて「椅子敷き」を暖かな色で仕上げようと、計画中です。
また、お便りしますね。

ブルガリア エタル野外民族博物館
佐藤千香子

PageTop
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。