ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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朝子さんの手に映るもの

atas1


読書をする女性。

北海道の高橋朝子さんから、彫像が届きました。

ヒナタノオトは工芸を紹介する場所。
それは作品そのものを見ていただく場所なのですが、
本というものを通して、工芸と響いていきたい、という思いもあります。

オープンの時、本を読む彫像をぜひ、朝子さんに彫っていただきたいと思っていました。

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北大で生物学を修めた人は、その後、スウェーデンで木彫と出会い、学びます。
デンマークによく渡る私は、北欧の地で木の彫像が、
人々の暮らしの中で存在感を放っているのを感じていました。
朝子さんの仕事と出会ったとき。
そのエッセンスにとても通じるものを感じました。


出会ってから五年ほど経って、時間がかかりましたが、私の中で、
朝子さんの彫像が朝子さんならではのものと鮮やかに映ってきました。
それは、人間の動作、それは働くこと(糸を紡ぐ人や種を蒔く人・・・)や
思案するようす、、
それらに祈りの姿が鎮まっているのを感じたからかもしれません。


木に鑿をあてる。
一つのかたまりから、姿を掘り出していく。
おそらく、黙々とのめりこむ様に彫りだす仕事には、
作者自身が浄められていくような瞬間が待っていることと思います。
そんな一瞬との出会いが像に結ばれて、こうして私たちの目の、
手の前に、かたちになって現れるのでしょうか。


朝子さんには、じっくりよい仕事をしてもらいたいと思います。
数が作れなくても、一点一点深いものを。
人の姿。
日々の姿の中にこそひそんでいる祈りのある姿を、
これからも届けてほしいと希っています。

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atas2

季節のお雛さまも。。。

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