ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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佐藤千香子さん

ゴールデンウィーク、イナガキはほとんどgalleryらふとです。

季語を楽しむ、という企画で、作品の販売ではなく、カフェを行っています。
新緑が爽やかなお庭を楽しんでもらおうという企画。
ホンマ氏制作のお菓子(抹茶すあまor黒糖寒天orよもぎ団子)とお茶をご用意しています。
今年の工房からの風へ出展が決まった作家たちとの「サクセンカイギ」タイムにもなっていて。。
あ、もりのにわさんから、パンも届いています。
毎週土曜日に届きますよ。 タノシミタノシミ・・・

さて、ヒナタノオトは、ホンマユミコやカノウアヤコが皆様をお迎えいたします。
引き続き、「こどもとおとな 工芸の時間」に到着している新作を加えて展示販売しています。
この期間、地方からいらしてくださる方も多く(アリガトウゴザイマス)。
ほっこりした時間をお過ごしいただければ、、と思います。

:::

さて、先週、佐藤千香子さんが打ち合わせに来てくださいました。
千香子さんは、染色作家。
化学染料での、な(手へんに奈)染を行っていましたが、
ブルガリアの野外博物館に勤務されているうちに
植物での染色にもお仕事が広がっていきました。

インスタレーションなどアートのお仕事も素敵に展開される方ですが、
身の回りの品々へのアプローチもぐんと広がった気がします。

ヒナタノオトでは、リネンのクロス(お皿拭きにとってもお薦めです)や
手ぬぐいを常設でご案内しています。

・・・今回の打ち合わせは、ウールの紐。。
ブルガリアの民族衣装に使われる縁取りようの紐。
以前は動力に水車を利用するため、川沿いには工房がいくつもあったとか。。
けれども、需要が落ちて、今は風前のともしびなのだと。。
千香子さん、とっても心惹かれたこのウール紐をぜひつなげていこうと、
作品化に取り組んでいます。

080414組紐(h)-2-2


千香子さんがブルガリアから持ってこられるのは、
ひとりで制作されている工房からのもの。
これを染めてチクチク縫ってかたちにしていきます。
ブローチや、首飾りのほか、いろいろ展開中。。。

280408a


(千香子さん、6月から3か月ブルガリアですって。。いいなぁ。。
帰ってきたら、らふとでワークショップをお願いしたいなぁ。。)

打ち合わせには、初夏への新作もご持参くださって。
麻に染め模様が描かれた大小のストールなど。
只今、入口でさわやかに展開中ですので、ぜひ、ご覧ください。


そうそう、千香子さんからメッセージをお預かりしました。続きを読むで、どうぞ。。

***

バルカン山脈から湧き出た水が流れる小川沿いに
「エタル野外民族博物館」があります。
ここはブルガリア伝統工芸の工房が並ぶ職人街。
もともとはガブロヴォという町にあったいくつかの工房、
これらを移築してこの『エタル』という小さな街が40年程前にできました。
ここでの2年間の赴任中、天然染色の仕事をしながら
いくつもの興味深い手仕事に触れることができました。

中でも、水力で糸車を回し組んでいくウール製のブレード(組紐)に魅せられました。
民族衣装には、様々な手法でこのブレードが装飾に用いられ大変美しいのです。
現代では、あまり民族衣装はつくられなくなり、
このブレードも需要が少なくなっています。
今この野外民族博物館『エタル』では熟練した職人が工房を受け継ぎ、
このブレード(組紐)を今もなお作り続けており、大変貴重なものとなっています。

私は、『エタル』で過ごしているうちに、
このブレード(組紐)にまつわる
いろいろな物語がたくさんあるような気がしてきました。
たとえば
150年以上前にオーストリアから伝わったという
この糸車を動かす機械にまつわる話、、
水力を使って動かすという効率的な方法、
かつては糸車のある工房が何十もあったという工房村、
そして、染色には植物を用いていたというマエストロ(職人)の話、を聞いて
あたかも、昔の風景が目に浮かぶようです。
かつての工房村で働く職人たちの様子や
民族衣装をこしらえる様子などなど、興味はつきません。

以来、現代の暮らしにこの素材をいかしていきたいと構想を練り続け、
イメージがいろいろと膨らんできています。
たとえば、私が染色作品を制作する原動力となっている植物の息遣いを、
このウール製のブレードにも吹き込んでいけたらと思います。
(佐藤千香子さんより)

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