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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

石見銀山へ・2

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この日、お言葉に甘えて、私たちは松場さんのお住まいに泊めていただくことになっていました。
阿部家という今は文化財になっているその家は、今はそれは美しい日本家屋なのですが、
手にいれられた時は廃屋のようだったと。
確かに当時のアルバムを見せていただいて、これが同じ家なのかと、目を瞠りました。
7年という歳月をかけて、手と気持ちをこめて整えてこられたことが、隅々から感じられる
「生きた家」でした。


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玄関を入ると

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厨にはおくどさんが。

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ここで家族、スタッフの方々も幾人か、そして私たちのような客人が、食卓を囲みます。
集められた大皿、大鉢にたんと盛られたお料理の数々。

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その後、文明を排除した家、、、に移り、一緒に働いているお嬢さんと3人でこっくりお話をしました。

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昼間の観光客の喧騒が嘘のような静かさと暗さの中、星を見上げて3人で歩いて、
電気のない家へ。
隙間からうっすら流れ込む風の動きを感じながら、今のこと、これからのこと、、
希望、戸惑い、お互いがほのかだけれど、確かな明かりのもとで、言葉を交わしました。

その後、、、お風呂と寝間へ。
(あまりにすばらしかったのですが、、画像がなくって。。。
華美ではなく、隅々に心と楽しみが配られていて。
そして、これが旅館ではなく、暮らしの一部だということに、心が震えました。)

目覚めて厠へ行く渡り廊下へ出ると、

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そこには、「陰影礼賛」が今も当たり前の姿で呼吸をしているようだったのです。

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