ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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石見銀山へ 1

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それはヒナタノオトがオープンして数か月経ったある日のことでした。

ふたりの女性のお客様が、店内を丁寧に見てくださっていました。
お声をかけると、「『手しごとを結ぶ庭』を読んできました。」
とのこと。
「若いスタッフの子が薦めてくれて、私も会う人ごとに薦めているのよ」とありがたい言葉を。
店内の作品のこと、しつらいのことなどをお話するうちに、
石見銀山にお住まいだということがわかりました。

お仕事をされていらっしゃるようで、断片的に伺ううちに、もしかして?と思い当たることがありました。
群言堂さん・・?
思い切ってお訊ねすると、やはりそうで、オーナーでデザイナーの松場登美さんその人でした。
雑誌や新聞など紙面で拝見していましたが、大きなお仕事や地域活性のうねりを作ってこられた
という私の勝手な印象とは違って、謙虚に穏やかにお話をされる方でした。


その日から、何度かお目にかかり、折々文通をさせていただいて。
石見銀山が世界遺産になることを、とても危惧されていたのが印象的でした。
静かに暮らしていた小さな町に、大挙して観光客が押し寄せてきたら。。。
ちょうどこの春、私も那智に行ったときに、世界遺産ののぼりが美観を損ねて、
一面に商魂たくましい空気が満ちていたことに疲れを感じていたこともあり、
松葉さんたちが石見銀山に根をおろし、時間をかけて築いてこられたものが、
大きな津波がやってきてどうなるのだろう、、と私までもどきどきしていました。

その後、ご承知のようにほんとうに世界遺産になって「しまい」ましたが、
なった以上は、腹をくくって、それにどう対応していこうか、、と、
地元のリーダーの一人でもある松場さんご夫妻は、きっと賢明な道を模索されているのだろう、、
と思いを寄せていました。


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工房からの風が無事に終わって。
ホンマと二人、出雲空港へ降り立ちました。
松江に一泊して(ここでもうれしい出会いがありましたが、次回に。。)石見銀山へ。
JRの太田市からのバスに乗り込んだ観光客は私たちふたり。
なんだ、そんなに観光客はいないんだな、との思いは、降りるバス停で見事に覆されました。

人、人、人。
人はマイカーのほか、ほとんどが大型バスでやってきていたのでした。
(公共交通機関での気まま旅人が、その時は私たちだけだったのでしょうか)

人の波にもまれて、工事中の道路を歩き、それでもやはり美しい佇まいの街並みを進んでいくと、
群言堂さんにたどり着くことができました。

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