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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

明日は臨時休業

あさって、6日(土)から萩原千春さんの「百のポット、百のカップ」展が始まります。

千春さんからは、窯出しが無事終了しました!との連絡をいただいています。
誠実に仕事を進める千春さんとはいえ、窯出しでは、どんなにドキドキされることでしょう。
今は、少しほっとされながら、多くの手ごたえある作品を前に、満たされたような、
やり尽くしたような、作り手にしかわからないない混ざった豊かな感情に
包まれているのかもしれません。

らふとでの「こどもとおとな 工芸の時間」の会期中、千春さんたちとの雑談で、
目からウロコといいますか、自分のあり方に、はっとさせられた会話がありました。

それは、いつも、きちんきちんと計画性のある千春さんの準備のよさや、
整理整頓のすばらしさに、私はそれは性分なのだろうなぁ、
そうしないと、本人が気持ちわるいのだろうなぁ、と思って、そう言ったのでした。
(実際、身内や親しい人にそういう人がいますので)

「僕は違いますよ」
と、にこやかに、けれどきっぱりと千春さん。
「いいものを作りたいから、そうしているんですよ」と。

あるとき、これ以上のいいものを作ろうと思ったら、余裕を持って、
丁寧にすることしかないじゃないか。
と思ったというのです。

私が20年ほどこの仕事をしてきた中で、陶芸作家は瞬発力を発揮する人が多いように思いました。
展覧会の朝、窯から出して、徹夜で駆けつけたというような武勇伝もよくあります。
けれど、私の経験に限っていえば、そういうもので、すごーくいいなぁ、と思ったことがあまりなかった。
高台の処理を会場でする人もいたり、花器なのに水漏れのチェックもしていなかったり。
作ることに精一杯で、誰かがお金を払ってまでも手に入れて使いたいと思ってくれた気持ちに対して、慮っているのかな。
と思ったことが、何回かあったのでした。

千春さんの焼き物が、見るたびに静かにけれど上を向いているのは、
使う人への気持ちが支えていたのだなぁ。。。
そのために段取りを丁寧にしていたのですね。
振り返って、、、私は、、ああ!
と反省しきりだったのでした。

展覧会では、千春さんから寄せられた文章と、私の千春さんの
ものづくりに対して思うことを綴ったフライヤー(?)もお配りします。
ぜひ、お読みいただけたら、、と思います。

明日は搬入のため、お休みをいただきます。
あさって、12時から。
千春さんと本間、狩野、そして稲垣でお待ちしています。

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