ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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土曜日から浜町で

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萩原朋子(陶磁)+ 森文香(染織)
- 言の葉のかたち、ことのはの色 -


2011/3/19(土)~27(日)
12:00~19:0018:00
(全日18:00までといたします。最終日16:00まで)
会期中無休


土曜日から始まります。

:::

今回、開催を実行するか、迷いました。
萩原朋子さん、森文香さんとも話し合いました。

ギャラリーとしては、ぜひ、開きたい想いでいっぱいでした。


朋子さんは、今回新たな色合いに挑戦して、
その作品世界をいっそう広やかにされているのです。
今までの静かで豊饒な世界に、ほのほのと華やぎが萌えています。
これから続くでしょう長い制作の中でも、
このように新鮮な、門出のようなタイミングはそうあることではないでしょう。
ぜひ、たくさんの方に見ていただきたい。
そう思うのです。


森文香さんは、今、勢いに乗っていらっしゃる作家です。
結城で学び、働いた確かなベースの上に、
森さんならではの色と文様が、布に奏で始められました。
ここ数年、展示のたびに、森さんの世界が伸びやかに、軽やかに、
そして深く、自在になっていることに、目を瞠ってきました。
この春の日に、どんな布が現れるだろう。
それを、多くの方に見ていただきたい。
そう思うのでした。


:::


幸い建物はまったく損傷がなく、
空間としてはお客様をお迎えすることができると判断しました。
ただ、状況として、展覧会開催がどうだろう。
そのことを熟考しておりました。

皆様それぞれにご都合やお気持ちがありますから、
ぜひ、お出かけください。とは、言えないのですが、
楽しみにしてくださる方が、たとえお一人でもいらっしゃるのなら、
ぜひ開こう。
そう思い至りました。

もし、ご都合に無理がなく、お気持ちが外に向かわれるようでしたら、
どうぞお出かけになってみてください。

心をこめて作られた作品を前に、人と人とで言葉を交わしたいたいですね。
テレビやネットで得た情報を心が処理しきれない方も多いかと思います。
(私もそうです)
そんなとき、美しいものを生み出した人の想いに触れながら、
ひとときご一緒することができたなら。
お互いに、「気持ちのよい気」が育まれるのでは。
そんな期待を持っています。

:::


当のおふたりも、この日まで、多くの想いを行き来されました。

朋子さんの工房は相当に揺れたようです。
地震のそのとき、窯出しを終えて、工房の机に並べられた朋子さんの作品を、
夫君の千春さんが、身を挺して守ったそうです。
千春さんの作品はいくつか損なわれてしまったそうですが、
展覧会前の朋子さんの作品は、ひとつとして傷まなかったとのこと。
あらゆるタイミングと愛を得て、朋子さんの作品は展覧会にやってきます。

森さんもラストスパートをかけている最中の地震で、
どんなに心を揺らせたことでしょう。
日々届くさまざまな情報の中で、
迷い、苦しみ、それでも手を働かせ続けられたとのこと。
今回の作品には、ひとりの織り手の、
ものを生み出すことへの尊い光がいつも以上に宿っていることでしょう。

そのおふたりともが、
お客様にご無理は言えないけれど、たとえおひとりでも
見たい、触れたい、と思ってくださる方がいるのならば、
ぜひ、予定通り、展覧会を開きたい。
そうお話しくださいました。

:::


さあ、明日は展示(セッティング)をします。
おふたりのきっと素晴らしい作品、ひとあしお先に拝見しますよ。
(すみません!)
そして、よろしければ、土曜日から翌週の日曜日まで。
ヒナタノオト浜町ギャラリーへ。
お待ちしています。

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