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ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

大谷房子さんの布

「これは手作りなんですよー」

なんて、日頃私たち、言いません。
ヒナタノオトにあるものって、そういうものですから。

でも、今回は、言っています。

「これは、手織りなんですよー」って。

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たとえばこのストール。
生成りの綿×麻
ひたすら平織り。
そして、なんとも「いいんです」。

デザイナーが、外国の織り手の人に依頼して
布にすることはあるかもしれません。

上質の糸を、巧みな腕で織り上げる。
一番シンプルな仕事。
でも、販売時には、わかってもらいづらい仕事でもありますね。
一見派手さや個性がないものだから。

でも、こういう布は使いこんだら手放せなくなると思います。
また、刺繍や運針でカスタマイズできますね。


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こちらは経て糸3本に1本が絹。
ほかはコットン。

先程は生成りをご紹介しましたが、
大谷さん草木または化学染料での糸染めからなさいます。
そして、多くは綿×綿
でも、麻糸を織り混ぜたもの、
絹を横糸にしたものもあります。
質感、手触り、肌さわり、いろいろ。

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今日はブルー系をよくお選びいただいた日でした。
綿×綿でも、いろんな糸の太さ、表情があってたのしい。
(でも、全体に細い上質な糸)

ほかにも、イエロー系、ピンク系、ベージュ系、緑系。
タテ縞、ヨコ縞、縞の太い、細い、いろいろ。
端っこの色糸を変えたり、フリンジの際を遊んだり。


それにしても、こんなに細やかなお仕事をたくさんされて、
その仕事の集中度に圧倒されました。
どんなに打ち込んで織られたことでしょう。

でも、土曜日。
なんとも清々しく、晴々としてやってきてくださいました、大谷さん。
長期にわたって籠りきって制作されていたとのことですが、
やり尽くした充実感なのででしょうね。
美しい表情がまぶしかったです。

ブログもほとんど更新されないし、自己宣伝がけっして巧みな方ではないけれど、
こういう作り手が出てくるのですね。(二十代です)
そして、そのお仕事に感応、響いてくださるお客様がたくさんいてくださること、
作者が一番心にうれしく感じていることと思います。
(もちろん、私たちもとぉってもうれしいです!)

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そうそう、「手織りなんです」と、お伝えすると、
一様にお客様、目を丸くされます。

ヒナタノオトにあるものだから、作家の手になるものだと思いつつ、
でも、いわゆる手作りっぽくないし・・・?という感じ。

でも、巻いていただくと、ただもの?ではないことに気がついてくださるのです。
肌触り、布の腰の豊かさ。
そして、なんだか、このお値段では申し訳ない感じがする・・・
とおっしゃる方が多いのです。
(私もそう思うのです。
そして、そう思ってくださる方がいらっしゃることが、
ほんとうにありがたく思いうのです。)

ありそうでなかった、シンプルな手織り布。
こちらもぜひ、お手にとってご覧いただきたいと希っています。

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ふと、思ったのですが、、、、

上質な糸で丹念に織られたネクタイが、
とっても締めやすくて、長持ちする。。

そんな感じもする大谷さんのストールです。

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