ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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おへそ、出てます!

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暮らしのおへそ vol. 7 (主婦と生活社)が出ました。

今号の巻頭インタビューは、吉本ばななさん。
へぇ~というか、やっぱりそうなんだ~と、共感するお話も。。。

他にも建築家、ブックディレクター、豆腐屋さん、食堂店主、フラワーアーティスト・・・
どんなことを、暮らしのおへそ、にしているのか、知りたい方がいっぱいです。

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そんな中に、「おへそエッセイ」として、文章と写真を寄せさせていただきました。

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「季語と暮らす」
歳時記のほとりに散らしたガラスは、井上枝利奈さんの「タネ」。

ちょっとまじめに(硬く)書きすぎたかしら?
でも、こんな機会をいただいて、
もっと、まじめにやわらかく!書きたいことがたくさんあるなぁ。
と改めて思ったりいたしました。

全国の書店さんで、&来週半ばにはヒナタノオトでも販売いたします。
ぜひお手にとってみてください。

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定番

今日はしとしと雨の東京。
雨、って実はちょっと好みです。
なんだかしっとりとしていて、すべてを洗い清めてくれるようで。
鴨川の家だと、部屋の中で雨音が聞こえます。
(家の造りの関係で(笑))
日向の音ならぬ、雨の音。
これもまた心に何かを宿しますね。
そして、雨のあとのまっさらな青空には、胸が広がる想いがします。


さてさて、先日は金属でものづくりをする女性3人がヒナタノオトにやってきてくれました。
知り合って2年が経つ人、1年経ったひと、初めてお会いした人。
友人同士でもあるそうですが、それぞれが独自に仕事としてものづくりを進めています。

わはは、わはは、と話しながら、「2年が経つ人」の言葉が心に残りました。

作品を取り扱ってもらうあるお店から、「一度出した作品(モチーフ)は2度と出さないで」
と言われたことがあるとのこと。
それがトラウマになって、常に新作を作らねば、新作を作らねば、、と思いこんでしまっていると。

びっくりしました。
そして、そうか、彼女たちの仕事を、ファッションの一部ととらえれば、
そういう風に言えてしまうのだなぁと。

ひとり、もしくは数人の工房で作っている「もの」でそんなことが出来たとしたら、
その方が私は不思議に思います。
作り手が続けていこうと選んだ技術や、表現のモチーフこそ、作り手そのもの。
流行でころころ変わるようなものなら、私は惹かれないなぁ。

もっとも、今、現在、という、時との響き合いを無視しているものにも共感はしないけれど。
でも、どちらが大切かと言えば、作り手そのものの核にあるもの、です、きっと。
それをこそ、今の使い手に届くかたちで生み出してほしいと、
小さな工芸ギャラリーショップ店主は思うのです。

なので、ヒナタノオトでは、作家が大切に作り続けていく、
いわゆる「定番」をとても大切に思います。
そして、その定番の鮮度も。
同じように見えても、作りながらよりよきものになっていく。。
そんな定番であるように。

そしてもちろん、新作も大歓迎。
無理やり作り出したヘンテコな新作ではなくて、
作り手が、生きていくなかで、必然のように生まれてきた新作。
その必然、のところに、使ったり見たりしてくれる方々や、
私たち紹介者との交流があるのだとも思うから。

工芸、手仕事、クラフト、アート。。。
いろいろなあり方があって、どれかを否定するのではないけれど、
自分が持つことができたささやかな日向の場所では、
せめて心に灯したものを大切にしていきたい。

わはは、わはは、と笑いあいながら3人を見送って、そんなことを思ったのでした。

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ようこそ、北欧の和みへ

こんばんは、引き続きのuです。

さて、「パウゼな午後」と「ヒュッゲの夕べ」。
準備編を終え、いよいよ1時から皆様をお迎えしたパウゼな午後。
大きな窓からさす昼の光に包まれた、冬なのになんだか爽やかな昼下がりでした。
お茶菓子にお出しした、クラフティのブルーベリーのような。
とても素敵にレポートしてくださったもぜひご覧くださいませ。
‥いつもありがとうございます。そして幸運なお方!おめでとうごさいまーす!

さて、ここからはヒュッゲの夕べを中心にお伝えします。

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キャンドルにあかりが灯りました。はじまり、はじまり。

寒風のなかお越し下さったみなさまに、まずはデンマーク式ホットワイン、
グルッグで暖まっていただきます。
全員で、スコール! デンマーク語で、乾杯のあいさつのこと。

さて、ヒュッゲって、いったい何でしょう?
このブログをお読みの方はご存知かとも思いますが、
和み、くつろぎ、をあらわすデンマーク語です。
イナガキさんの17回のデンマークの旅で持ち帰ったひとつである、ヒュッゲの心。
『手しごとを結ぶ庭』より「フュゲリ」の朗読がありました。
銀髪の女性が差し出したキャンドルと、目の前のキャンドルの灯りが重なるようです。
(なんのことやら?の方は、『手しごとを結ぶ庭』をお手に取ってみてください)

耳はお話に傾けつつ、席におつきの皆さん、テーブルの上も気になりますね。

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かご+クロスの中には、もりのにわさんのパン。
パンをクロスで包むこと。
これも、イナガキさんがデンマークから持ち帰った習慣のひとつ。
「リネンの布」の、朝食のシーンが思い浮かびます。
デンマークボンホルム島のライ麦を使ったパンも届きました。
とってもおいしい、味わい深いパン。

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これよりしばし、ヒュッゲなお食事タイム。
魔法のスパイスふりかけた、あたたかなポトフは、心をほっとほどいてくれます。
「ライ麦の青い箱」のクラッカーは、デンマークのサムソーチーズと一緒に。

お客様には、本に出てきた器や工芸品が実際に使えたのが嬉しかったです
と言っていただきました。
確かな物に実際に手に触れ、使う事で、和みを感じていただけたらとの思いから、
デンマークからやってきた銀のカトラリー、ピッチャーなどと、
日本の工芸作家の器が響き合うテーブルとなりました。
水差しも、イナガキさんの思うデンマークの食卓には欠かせないもの。
萩原千春さんの水差しは、柿釉の深みが北欧の陶器を思わせます。
本を読み込んでいらっしゃる方からは、大野七実さんのお皿ですね、とか、
加護さんのガラスですね、と...

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デンマーク語で綴った、この日のできごとメニューを作りました。
紙を半分に折るだけで「本」を連想させて、わくわくします。
メニューに添えたお名前入りの栞は、この日の記念のお土産に。

デンマークののみの市で出会った、道具の話を交えつつ。

もう一品、かぼちゃプリンも味わっていただきました。
デンマークでよく食べられる、ライスプディングをイメージしたものです。
おなじみ、ホンマ夫妻の作。かぼちゃ、ほっくり。
(次はホンマ夫妻のお料理とお菓子の本?)
‥食べ物の写真がなくて、ごめんなさい。

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本づくりを通して、イナガキさんと伴に走ってこられた、
編集者の渡辺尚子さんのお話も伺いました。
嬉しい時には一緒に喜んで、立ち止まりそうになった時には励まし、
よいところを見つけて引き出そうとなさる渡辺さんの存在は、
イナガキさんにとって、どんなに心強かった事でしょう。

アノニマスタジオ編集の村上妃佐子さんは、本の装丁や、
出版社として気をくばったところ、などお話くださいました。
話しながら、「北欧の和み」をほんとうに大事そうに抱えている姿が印象的で…
そしてアノニマスタジオ代表の丹治史彦さんのつくられた、
あのフレーズも朗読なさいました。
anonima st.の左のいちばん上、アノニマさんを押してみてください。)
私も、アノニマスタジオの本には必ず載っている、
この言葉とはじめて出会った時のときめきは忘れられないです。

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4時から始まった夕べも、とん、と日が暮れて。
すっかりくつろいだ(ヒュッゲな!)表情のみなさんに、
一言ずつお話していただきました。
20名でテーブルを囲んで、イナガキさんが思い出した「ある場所」とは、
ホイスコーレのこと。
こんな風にテーブルを囲んで食事をし、語らったそうです。

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「あの大きなガラス越しにキャンドルが灯っているのが見えたら、
きっとすごくきれいだね。」イベントが決まってから思い描いていた光景。
日が暮れていくに従い、キャンドルの灯りが際立っていく様子は、
頭で思い描いていた以上に、ずっとずっと素敵でした。
ガラスに映って、いくつにも増えて見えるキャンドルの灯りも幻想的で。
外を往来する人の目には、どんな風に映ったでしょう。
イナガキさんがデンマークで窓辺の旅をしてきた様に、ひきよせられたかしら。

そろそろ6時。ほかほかの心を持って、ひとくぎり。

『北欧の和み』の「パウゼ」に、こんな文章が出てきます。

-何かが終わってパウゼが巡ってくるのではなく、
 何かを始めるためにパウゼを過ごす。
 いつしかそんな風にパウゼのことを思えるようになっていた。
 そう、ひと呼吸をおいて、次が始まる句読点のように。

この日、アノニマスタジオで過ごした1時間半は、
1日のなかの、そして、めぐる日々の中のまさに句読点のようで、
ささやかだけれど確かな、和みのひとときだったのではないでしょうか。

1月24日。
パウゼとヒュッゲな時間を皆様とご一緒できましたこと、幸せに思いました。
心からありがとうございました。
またお目にかかれますことを楽しみにしています。

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ようこそ、北欧の和みへ 準備編

ヒナタノオト工芸帖をご覧のみなさま、こんばんは。uです。
今回はイナガキに代わりまして、
わたくしが工芸帖の案内役をつとめさせていただきます。

1月24日、ピュウと北風吹く日。
アノニマ・スタジオにて「北欧の和み-デンマークの扉をあけて」の出版を記念して、
稲垣早苗による「パウゼな午後」と「ヒュッゲの夕べ」がありました。

この本の鍵である、和みの時間をご一緒に感じていただくこの機会。
”どんな方が来てくださるのかしら。何の話が聞きたいかな。”
”どんな風に、しつらいや工芸品に触れていただこうか。”
”うふふ、お楽しみのお料理とお茶菓子は?”
”出版社でのイベントですもの。本をつくることへの思い、
 この本に関わった人や、本ができるまでのこともきちんと伝えたいね。”
などと、思いめぐらせながら、この日を迎えたのでした。

さて、いよいよ当日、お客様をお迎えする30分前の様子をパチリ。

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19名+稲垣の、全20名でテーブルを囲みます。
このテーブルの並び、稲垣はデンマークでの「ある場所」を思い出したようです。
「教会とか修道院みたいですね」という声も。あっ、本当に。

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15分前くらい。穏やかに準備が進んでゆきました。まもなくです。

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すみずみまで、しつらいを楽しみました。
キャンドルにあかりが灯ったら、パウゼ&ヒュッゲの時間のはじまりの合図です。

つづく...

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風を渡して

イベントが終わって、少しほっとしてひとり店内を見てみれば、
う~ん、、、なんだか雑然としています。
どこかどう、というのではないけれど、展示がいい感じでなくなっているみたい。

収納のカミサマの某Hさんと違って、整理整頓は苦手ですが、
展示替えには燃えてきます!
あさっては取材も入っていることですし、よぉーし、ガラガラポンで、
ディスプレイを替えるぞーと、ひとりメラメラしておりました。

でもいざ始めると、う~む。。
なんだかうまくいきません。なんでかなぁ~。

で、ふと気づきました。
作品、ものに感情が入りすぎていたのです。
お店の事情、作家の事情、もろもろの「言い訳」が展示をすっきりさせないのでした。

そんなとき、
1:カメラマン目線でみてみる。
  デンマークであんなに家の中の写真ばっかり撮ってきたおかげで、
  知らずに身についた感覚があるのですね、きっと。
  写真を撮るフレーミングの気持ちで見直しました。
  絵としてきれいか、邪魔なものはないか。とかとか。。
  うん、いいかも。。。
  (それにしても、彼らデン人、日常をカメラ目線で送っているのか?
   そんな訳ないですけど、訪ねたお宅、どこも素敵だったなぁ~)

2:色で揃える
  北欧のショップで驚いたのは、ものをカラー別にディスプレイしていることが多いこと。
  ギャラリーの展示では、ついカタチや用途優先でひとかたまりに展示してしまいがち。
  けれど、まったく脈絡のないもの同士が、色つながりで同じ棚やコーナーに置くことで、
  ものをかえって新鮮に見ることができたりします。
  今まで一緒に置いたことのなかった作品を、色つながり並べてみたり。

お客様の合間合間でしたけれど、どんどん、ぐんぐん、移動移動。
ああ、なんだかすっきり風が渡った気分。
作品が所を得てくれたように、新鮮に感じるのがなによりうれしい。

さてさて。。
こんなふうに、自分の部屋も「風を渡して」しなくっちゃ!です。。
で、でも、いつ??

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色の旅

今日は珍しくイナガキひとりの日。
たいてい誰かスタッフが出入りしますが、こんな日もあるのです。
なんだか不思議な気分でした。


デンマークの国旗は赤。
デンマーク通いが始まってから、私の赤好きも拍車がかかりました。
赤ってオトナの色でもあるのでした。
赤をシックにオトナ使いしている(ファッションでもインテリアでも)
シーンにたくさん出会いました。

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アノニマスタジオでのヒュッゲの夕べにも、
赤い素敵なセーターをお召しの方がいらっしゃいました。
強い感じではなく、あたたかく受け止めてもらえるような豊かさを受けました。
そしてシックなオトナな印象も。

色って不思議ですね。
そのときの自分とないまざって、何かを映す。

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