ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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内と外と

今週は、中部へ。
亀山の地震の翌日に亀山へ。
お伺いした先は、大丈夫でした。

マンマ・ミア!
今秋、「工房からの風」に出展する木工の川端健夫さんと
お菓子の美愛さんご夫妻とゆっくりと出会いました。

すてきなマンマ・ミア!のほかに、思いがけずに連れていってくださったのは、
而今禾さんとやまほんさんでした。
中部地方に土地勘のない私には、3つの素敵な空間が比較的近くにあることがわかりませんでした。

翌日は郡上八幡へ。
井藤昌志さんと、5月のらふと展の打ちあわせを。
「小さな家の静かな家具」
らふとにて・・・。

帰ってからヒナタノオトで積もっていくいくつものこと。
外で受ける刺激も嬉しいけれど、内で感じる確かなことも、
どれも心にとどめておきたいことばかり。
それらをすぐには言葉にできないけれど、きっとこの空間の大切な素になっていくのでしょう。。

さて、来週は北陸。
(さすがに月3回の遠出は、、体力勝負です!)

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ブレイクタイム

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那智の滝

純也さん、理詠さんが連れて行ってくださいました。

この滝の始まりって、どんなんだろう。
川から滝になる際(きわ)ってどんなかなぁ。
こんなところに、滝があるって知らなくって、
急にこの滝に出会った昔の人、どんな風に感じたんだろう。。。

入場料をお支払いして、滝の近くに。
3人で、黙って水の流れにただ目を預ける。

(ここで、おひとり入って来られました。
日本民芸館の主任学芸員のOさん。
不思議な巡りあわせで共に滝を仰ぎました。。)

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お二人の家でのティータイム。
豆を挽いて、この焼き締めポットにカリタを置いて、
コーヒーを落とします。

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そば茶は、土瓶で。
取っ手の真鍮も純也さんが叩いたもの。

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「理詠さん、今はどんなかたちのものが作りたいの?」
との投げかけに
「友達に子育て中の人が多くって、その友人たちが、
お茶の時間が一番ほっとするっていうの。
そんな時間に手に包んでもらって、気持ちがほっこりするような
湯のみが作りたいなぁ~」

包む碗、と呼びたいお湯のみ。
いただいて来ました。

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おふたりのうつわを使っての時間。
いずれ、ヒナタノオトでも味わっていただく機会を作りたいな。

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穴窯から

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この月火と訪ねた和歌山県龍神村の中本純也さん、
理詠さんの器が届きました。

穴窯でしっかり芯まで焼けた器。
焼きあがった作品の中から、心を澄ませて選んできました。

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出会って6年になりますが、今回の窯の作品は、おふたりともに、
ぐーんと前に進んだものに。

純也さんはお皿をはじめ、かたちが洗練されていました。
(新作のお皿がとってもよかったのですが、
数枚しか穴窯から出てきませんでした。
→窯の中で割れてしまったものが多かったのですね。
これら、ぜひ、見ていただきたいです。。)
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しっかりと大地とつながったたくましさと、
かたちの美しさが呼応しています。
焼き〆の色合いもとてもよかった。
碗をカフェオレボウルにしたらいいだろうなぁ。

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理詠さんは、粉引きの器をつくりますが、
白が今までとまったく違っていました。
まさに粉色。
やわらかで眩しい白。
しっかり焼けているのに、印象が柔らかな器。
小壷や小さな花器も楽しい。

昔の朝鮮の焼きものにも惹かれているおふたり。
来年には、ソウルでの二人展が開かれる予定。


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ずうっと焼き物の話をしていましたが、
特に印象に残ったのが、
ろくろの話。
土はいじればいじるほど粒子がつぶれるから、
いじり過ぎないようにしたい。
自分の腕はまだまだだから、ろくろを轢いていると、
もっといじりたくなってしまう。
でも、どんなに下手でもぐっとこらえる。
自分の下手をしたたかに見て、前に進もうと。

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<これは、穴窯の一部>

そんな話を聞かせてくれたのは、
きっと、少し納得のいくろくろになったからなのだと思う。
焼き締めと粉引き。
茶色と白という表面的には同じ器なのだけれど、
かたちの美しさが気持ちよかった。

・・・いたって、まじめーに話しているようですが(まあ、まじめですけど)
関西弁でおもしろおかしく話した二日間。
私もすっかりにわか関西弁になりました。
(どこにいっても、すぐに成り切ります。。)

:::

さて、8箱届きました。
展覧会といってもいいような充実振りですので、
穴窯の器に、ぜひ触れてみてください。

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ユートピアへ

「分業は労働だけれど、すべてを自分でやるのは、ユートピア。」

加護園さんの言葉で今回、一番印象に残ったもの。
加護さんが好きな澁澤龍彦のものだという。

加護さんの制作を見ていると、本人の中に圧倒的なイメージ
があるのを感じます。
この人は、いったい、何を見ているのだろう。。
うかうかと日々を過ごしていると見ることができないようなもの
を見ている、きっと。
そう確信させるイメージ。

イメージが鮮明な人は、それがはっきりとしているが故に、
そのかたちを早く作りたくなる。
けれど、この作者は、決してあせらない。
自分の体でかたちに出来るように、日々ただガラスを吹く。

:::

くもの巣やタンポポの綿毛、雪の結晶、、、
線を彫る仕事は、まずその美しさから、加護さんのガラスとして
好まれる。
あ、雨、というのもなんとも言えず美しく。
ただ、タテに線が彫ってあるのですが、ストライプではなく、
そう、雨、以外の何ものでもないのです。

:::

一見サンドブラストというすりガラス状のもの。
でも、実は切子の道具で削ったもの。

ゆらぎのグラスも、よくある技術不足の造形ではなく、
通常一点の棹で作るものを三点の棹でつくったもの。

金箔で細やかに描かれたカットグラス。

・・・どれも、高度な技術で作られたもの。
そして、たとえ、そんなことを知らなくっても、
ただ美しいもの。

もう少し、じっくりご紹介したいなぁ。
でも言葉にするのは難しい。
吸い込まれそうなガラスの世界。

              ・・・・・続く     

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桜は吹雪き、加護園展終了す

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浜町の桜がこぼれて葉の緑が芽生えるのと、わずかの時を移して
本八幡(市川)のらふとの周りのさくらがしきりに
吹き流れていきました。

加護園(かご その)さんの個展がちょうど一面の花びらの絨毯の中、
終了しました。
会期中、浜町と本八幡を往ったり来たり。
それも心楽しい時間でした。

そんなさくら色の真っ只中、加護さんの作品をぜひ直に見てみたい、、
という方がたくさんギャラリーに。
「手しごとを結ぶ庭」の中の写真をみて、心に残られた方も多かったようです。
(加護さんの写真だけは、ご本人が撮ったものを使いました。
作り手の目線をハッと感じる写真です。)
手ごたえ豊かな会になりました。
もっとも大作だった二点も、とても気に入ってくださった方の元へ
お納めできて。
他にも、今展のために制作されたたくさんの作品が、
それぞれのストーリーとともに、お手元に。。
素直に嬉しいです、とっても。。

そして会期中、加護さんと交わした会話、感じたあれこれは、
目の覚めるように鮮やかなことが多く。
心の底に沈む前に(それはそれでいいのかもしれませんが)
ここにも書き記そうと思います。

:::
明日から2日間、南紀へ。
戻って、水曜日午後、ヒナタノオトにももっと見ていただきたい、
加護園さんの作品を届けたいと思っています。

※これは、昨年日本クラフト展で優秀賞を受けたときのもの。

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毎日のお椀

赤木さんから宅急便が届きました。
え?輪島から?
開封すると、お椀が3種。
汁椀、小汁椀、飯椀。


昨年、お願いして、5月くらいまでには送りますね、
と言われていたもの。
地震の後片付けや復興(余震だってあるのに)でてんてこ舞い
なことと思いますのに、無事出来上がって無傷だったものを、
送ってくださったのでした。


思いがけずに届いたお椀。
地震後のお椀が散らばった工房の画像を見せていただいていたので、
一層、届いたお椀の凛とした佇まいに、心が鎮まりました。

赤木さんがずっと作り続けている、基本の器。
毎日のごはんの時間を整えてくれるような漆のうつわ。

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