ヒナタノオト工芸帖

日本橋小舟町の工芸ギャラリー・ショップ「ヒナタノオト」の作品ノオト

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北欧の和み

ヒナタノオトが小舟町に越して間もなく2年。
明るく開けた空色の窓と扉が印象的な店内で、丹誠込めて作られた作品を目に手に、
お客様がほっと和やかな表情になられる瞬間をご一緒させていただいています。

「夕方のヒナタノオトも趣きがありますね」と仰っていただくことも増えてきました。
そうなのです、キャンドルを灯したり、
窓辺のガラス作品がしっとり光ったりと、
辺りが暗くなってから浮かんでくる光景を私も気に入っています。

1月25日より、
稲垣の著書『北欧の和み デンマークの扉をあけて』をイメージした展覧会
『北欧の和み 冬の章』が始まります。

稲垣が96年から、20回以上も足を運んでいるデンマーク。
フォルケホイスコーレ(国民高等学校)に留学するなど、暮らす様に旅する中で、
デンマークの人々は家で過ごす時間を大切にしていることに気づきます。
だから家族で使う器やカトラリー、布、生活具には心地のよいものが多く、
それらを使うこと、長い時間をかけて受け継ぐことに歓びを感じているのでは、と。

そして、その手工芸品や生活具や使い方のエッセンスは、
現代の日本の手仕事と暮らしに合い通ずる、とも。

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展覧会『北欧の和み−冬の章』では、
北欧をテーマに日本人作家の手仕事をご紹介します。
本に登場したワンシーンのようなディスプレイもあるかもしれませんね。
キャンドルを灯して、お待ちしております。

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さて、『北欧の和み』のタイトルを見ていて気づいた事はありませんか?
「和み」は、ヒナタノオトが大事にしているヒュッゲ
(デンマーク語で和む、寛ぐ、ほっこりするという意味合い)の「和み」。
そして、「和」つまり「日本」。
北欧と日本が手をつないでいるタイトルでもあるのです。

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『北欧の和み デンマークの扉をあけて』は、店頭でお選びいただけます。
また、ヒナタノオト出張所でもお選びいただける様になりました。
只今、当書の送料を無料でお届けします。(〜2月6日まで)

ヒナタノオトならではの、展覧会と本との響き合いをぜひお楽しみください。

(うさみ記)

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書籍のご注文承ります。

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先週末、『工房からの風』、お蔭様をもちまして、無事終了いたしました。
ヒナタノオトからも、たくさんのお客様がご来場いただき、
心より御礼申し上げます。

今回、10回を区切りに、書籍を出版いたしました。
『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて』

内容は、こちらにご案内しています。
→ 

工芸・クラフト・手仕事
のジャンルで、いつも同じ作家のことばかりが書かれているのが、
とても不思議でした。
魅力的なひと、もっと、たくさんいる。
工房からの風やこの仕事を通して出会った
「伝えるべき」ものを持った方々を取材させていただき、
写真を取り、文を綴りました。

ものを作る人にも、作らない人にも、
働くこと、暮らすこと、生きていくことに元気や勇気が出る本にしたい。
そんなことを思いながら、本作りを進めました。
私自身、作家たちから、それらをもらってきたのですもの。

はじめに
章扉
コラム
あとがき
にも、考えてきたこと、上滑りにならないように心がけて綴りましたが、
どうでしょうか。

10回という一区切りの『卒論』のような気持ちです。
卒論を終えれば、また、次のタームです!

書店やアマゾンでもお求めいただけますが、
ヒナタノオトでも店頭で販売いたします。

また、ご希望をいただけましたら、発送もいたします。
1890円+160円(ヤマトメール便)=2050円
(ゆうちょ銀行ぱるるでしたら、振り込み手数料は無料)
もしよろしければ、署名もさせていただきます。

ご希望の方はこちらあて、お届け先住所、冊数、
署名希望の有無をお知らせください。
(お名前を○○様 と記させていただきますが、ご不要の場合はお知らせください)

確認のメールの際、お振込先をお伝えいたします。

お読みいただけましたらとてもありがたく思います。

ご注文は、こちらからお願いいたします。
→ メール☆


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マッシュ



ウサ村さんから見せてもらっていましたが、やっぱり手元に!
と思って購入しました、 マッシュ

なんだか気分があがります。


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マップの中には、こんなかわいいイラストも!
菊池亜希子さん、来てくれていたの?
かなりディープなイラストですが。

マッシュ、人気のようですね。
すでに増刷。
でも、わかります、わかります。

私はというと、原稿に絡まったときのホグシ薬にも活用中。
このエッセンス、なんだかとっても効くのです。

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ヒナタノオトおすすめの絵本

今日はヒナタノオトおすすめの本のご紹介です。

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「ナマケモノのいる森で」
しかけ/アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー
ぶん/ソフィー・ストラディ やく/松田素子

フランスで生まれた絵本を、
アノニマ・スタジオさんが日本語版に編集されたしかけ絵本です。

大きな森の中。
鳥やヒョウ、アリクイ、ヒト、ナマケモノたちが、
歌ったり、食べたり、眠ったり…楽しく暮らしていました。
ある日、森に、つめたくするどい音が響いて…

ページをめくるごとに、「ほら、さがしてみて」と呼びかけられて、
森の中の変化を見つけて、触って、考えながら、
大人とこどもが一緒に楽しめる絵本です。

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ことり便

毎月のお楽しみのひとつ。

ことり便。

昨年まで梅が丘で実店舗を開いていた ことり文庫さん。
今年からは冬眠中で、新たな場所探し中。
そんな冬眠といいながら、
楽しいこと、続けていらっしゃいます。


ことり便。
毎月、お客様に合わせて、数冊の提案をしてくれるのです。
その中から、気に入ったものを選ぶ。
その楽しさったら。。。

ヒナタでは、4月からお願いしています。

4月は
ペレのあたらしいふく

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手仕事のお店のオープンにぴったりのお話でした。
何より届いたときの本の色にびっくり。
ヒナタノオトの窓、扉とまったく同じ空色だったのですもの!

5月は
わたしの庭のバラの花

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バラ好きな私としては、季節に響いて、、
という想いと、表紙の絵にも惹かれて。。
届いて読んでみると、これまた、意外な面白さ、でした。
アンナの赤いオーバーと同じ作者だったのも、なんだかうれしかったです。

そして、6月
いろいろ楽しく迷って、
あめがふるときちょうちょうはどこへ

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を選びました。
雨の日の楽しさってありますね。
(提案下さった中には、須賀敦子さんの訳された「木をかこう」もありましたよ。)

ことり文庫さん、ほんとうに絵本が好きなんだなぁ、
愛しているんだなぁと、ひしひしと伝わってきます。
そいう方から手渡される本。
幸せです。

皆さんもことり便、ぜひ運んでもらってみてはいかがでしょう!

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女に

佐野洋子さんが亡くなられました。

私が佐野洋子さんの著作と出会ったのは、大人になってから。
たまたま本屋さんで開いた本を立ち読みして、
涙が止まらなくなって困ったまま、
レジに本を抱えて行ったのを今もよく覚えています。


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100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))


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佐野洋子さんには19年前、私が20代の終わりのころに、
展覧会をお願いしたことがありました。

まだギャラリーの企画を任されて3年目くらいでしたしょうか。
今のように工芸とくくらずに、アート全般で企画を捉えていたころ。


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女に―谷川俊太郎詩集

ちょうどこの本が出た年で、この本の挿絵である
エッチングの展覧会をしていただきました。


杉並のお住まいにお伺いして、エッチングの工房を見せていただいたとき、
白いTシャツがとても似合っていらしたことをよく覚えています。
低めの声で淡々と話される言葉を、どこか上気したまま聞いていました。

楽しかったのは、お茶をいただいたとき。
「谷川さん、お客さんが気になって、ずっとそわそわしてるわよ」
と、おっしゃって、
「谷川さん、入ってきたら?」
と、これまたそっけないまでの声で廊下に向かって声をかけられたのでした。
すると、間髪いれずに目をくりっくりにさせた谷川俊太郎さんが
お部屋に入って来られて。

谷川さんが甘いものがお好きだと伺っていたので、
市川の銘菓ちもとの「手児奈の里」を持参したのですが、
期待満々で召し上がられたのに、どうもイマイチお口に合わなかったみたいで、
微妙な空気が流れたり。

今、数えてみたら、その時の佐野洋子さんは53歳。
すっきり、さっぱりとされていて、でもとっても女ぽかった。

:::

   初めての

あなたの初めてのウィスキー

初めての接吻 初めての男

初めての異国の朝 初めての本物のボッシュ

しかもなおいつか私は初めての者として

あなたの前に立つだろう

その部屋の暗がりに 生まれたままの裸で


:::


   迷子

私が迷子になったらあなたが手をひいてくれる

あなたが迷子になったら私も地図を捨てる

私が気取ったらあなたが笑い飛ばしてくれる

あなたが老眼鏡を忘れたら私のを貸してあげる

そして私は目をつむり頭をあなたの膝にあずける

:::


  蛇

あなたが私のしっぽを呑みこみ

私があなたのしっぽに食らいつき

私たちは輪になった二匹の蛇 身動きができない

輪の中に何を閉じこめたのかも知らぬまま


:::


   後生

きりのないふたつの旋律のようにからみあって

私たちは虚空とたわむれる

気まぐれにつけた日記 並んで眠った寝台

訪れた廃墟と荒野 はき古した揃いの靴

地上に残したわずかなものを懐かしみながら


:::

「女に」の詩に流れる空気そのままのおふたりに出会えたこと。
芸術、というものが人の営みの只中にあって、
その生命感あふれる、不思議な息吹に触れられたこと。
それは、これからもずっと、心の宝箱の中にありつづけることでしょう。

:::

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